人生においてある決断をして、それを友人や家族などに話したときに否定的な反応をされることがある。
〇〇大学に進学する決断であれば、
〇〇大学の方がいいんじゃない…
あなたの学力じゃ難しいんじゃない…
結婚する決断であれば、
あんな人やめときなよ…
もうちょっと付き合ってから決めたら…
仕事をやめる決断であれば、
そんなんじゃどこに行っても続かないぞ…
次の仕事見つからなくて苦労するぞ…
などである。
決断や行動に対してネガティブな発言をしてくる人の中では、相手のためを思っての発言なのだろうが、実際には相手のためではなく自分のためにそういった発言になっている場合が多いように思う。
人間にはホメオスタシス(恒常性維持機能)という現状を維持しようとする無意識の働きがあるので、自分にとって相手がこうあってほしいという思いがあり、そこから外れた行動にはネガティブな発言をしてしまうのは当然である。
しかし、本当に相手のことを考えているのであれば、抽象度を上げて物事を考えよう。
自分ができないことが、相手もできないことではない
自分が取らない選択肢が、相手にとってよくない選択ではない
ということを理解する。
そして、
相手が幸せな状態が自分にとっても幸せ
という考えを持つ。
そうすれば、おのずと相手の決断を尊重し応援しようという気持ちが出てくるのではないだろうか。
少なくとも相手の人生をコントロールしようとはしないはずである。
私自身も自分の意見を押し付けたくなることもあるし、それはさすがに無理じゃない?と言いたくなることもあるので、何か相談された場合、(犯罪行為でなければ)いいね!と言うというルールを自分に課している。
何をしたいか、何をすればより良い人生が送れるかは本人が一番分かっているのだから。
コメント